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AUXが無い?古い車のナビから外部入力でスマホ音楽を流す方法

古い車でスマホ音楽を高音質で アイキャッチ 車メンテナンス・DIY
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古い車でFMトランスミッター以外の方法で高音質なスマホの音楽を聴きたい方は多いと思いますが、次のような悩みをお持ちでは無いでしょうか?

「今のナビはそのまま使いたい・・・」
「けど外部入力口が無いんだけど・・・」

「FMトランスミッターは嫌だなぁ・・」
「なるべく安く解決したい・・・」

そんな悩みをこの記事では「AUX→RCAに変換してナビの外部入力に接続」によりスマホなどの音楽を高音質で流す方法を紹介します。

実際に私が2003年式V35スカイラインと2006年式Y50フーガで実践してきた方法が参考になると思います!

解決方法 AUXからRCAに変換してナビ外部入力に接続

古い車でスマホ音楽などを手軽に高音質に流す方法とはAUX(イヤホンジャック)からRCA(赤白黄の三色端子)に変換してナビ外部入力に接続します

古い車でナビ外部入力が無いように見えるのは、外部入力端子がRCAもしくは車種毎の専用接続口になっているからです。

(車種毎の専用接続口についてはV35スカイラインの事例で説明します)

一般的な接続イメージは下図です。

AUXからナビ外部入力に接続する方法
AUXからナビ外部入力に接続する方法

この方法であれば、今のナビを流用してスマホの音楽を高音質に簡単に流すことが出来ます。

接続方法は?

車種に関わらず、接続概要は以下のようなイメージとなります。

1. ナビ外部入力接続箇所を探す
2. RCA-ナビ外部入力変換アダプタを接続する(必要に応じ)
3. AUX-RCA変換アダプタを接続する
4. スマホと接続する

必要なものは?

AUX-RCA変換アダプタ

イヤホンジャックからRCA(赤白黄の口)に変換するアダプタです。

RCAの接続先に応じてメスまたはオスを選定します。

Y50フーガのようにRCA口が標準である車の場合必要なものはこれだけですので、約700円でスマホ音楽を高音質で聴けるようになります。

ちなみに黄色のケーブル(映像信号用)を接続しなくても、映像を出力するわけでは無いので問題なく音楽をスマホから車に流すことができます。

RCA-ナビ外部入力変換端子(必要に応じて)

V35スカイライン RCA⇔外部入力変換端子
V35スカイライン RCA⇔外部入力変換アダプタ

ナビ外部入力口が車種毎の専用接続口になっている場合にはRCA-ナビ外部入力変換端子が必要です。

下の写真のように片側がナビ接続口、片側がRCA口になっています。

このケースの場合「○○(車種名) 外部入力 変換端子」などとググるとご自分の車種に合う変換端子が見つかると思います。

外部入力の音質は?

FMトランスミッターより段違いで音質が良いです。

FMトランスミッターではFM電波に変換する分音質が悪くなってしまいます。

外部入力の場合CD音源よりやや劣るか同等の音質で、スマホの音楽を聴くことができます♪

Bluetoothで接続する方法

音質が若干劣るので私はやっていませんが、RCA接続のBluetoothレシーバーを使うことでBluetooth接続も可能です。

接続イメージは下図の通りです。

Bluetoothレシーバーでナビ外部入力に接続する方法
Bluetoothレシーバーでナビ外部入力に接続する方法

BluetoothレシーバーのRCA接続口はほぼメスなので、車側のRCA接続口によってはRCA延長ケーブルが必要になります。

Bluetoothで繋ぐことでケーブルの煩わしさから解放されます!

具体例① Y50フーガの場合

Y50フーガは下のイラストのように接続してスマホの音楽を掛けます。

Y50フーガ 外部入力接続概略図
Y50フーガ 外部入力接続概略図

標準でRCA接続口があるのでかなり楽です。

必要なもの

Y50フーガの場合AUX-RCA変換アダプタのみ必要です

片側がAUX(イヤホンジャックに指す方)であり、もう片側がRCAの赤と白の端子となっています。

接続方法

フーガの場合、RCA接続口がセンターコンソール裏側に標準でついています!

ボタンを押して開くトレー内部に格納されています。

フーガ RCA標準接続口

ただし前オーナがRCA接続口をセンターコンソール内側に引き込んでいる場合には上の写真のように接続口に何もありません。

また、このままトレーが開いた状態で接続すると後部席の人に端子が蹴られたり配線が散らばったりするので、センターコンソール内側への配線引き込み方法も説明します。

まず背面パネルの左右の隙間に内装剥がしなどを差し込み、浮かせたところで手前側に引っ張ります。

背面パネルの剥がし方
背面パネルの剥がし方

爪で止まっているだけなので、少し力を掛ければ外れます。

内装剥がしがあるとかなり楽です。

パネルを剥がすと下の写真のようになります。

赤○で図示した箇所がRCA接続口になります。

センターコンソール内部のRCA接続口
センターコンソール内部のRCA接続口

赤と白のRCA接続口に対し、先ほど紹介したAUX-RCA変換アダプタのRCA側を接続します。

その後本接続口をセンターコンソール内に押し込みます。

RCA端子外部入力口差し込み状況
RCA端子外部入力口差し込み状況

あとはパネルを元通りに復旧し、AUXの配線はセンターコンソール側面などから運転席側に回せばよいかと思います。

ナビ側からは「TV/AUX」と書かれたボタンを押すことで、外部入力(スマホ)からの音源に切り替えることが出来ます。

ちなみに、Y50フーガの後期型は、標準でBluetooth接続が出来るナビのためこれらのことは不要です。
私は前期型のためこの手間が必要になってしまいます。

具体例② V35スカイラインの場合

V35スカイラインでは下のイラストのように外部入力まで接続します。

V35スカイライン 外部入力接続概略図
V35スカイライン 外部入力接続概略図

V35スカイラインはY50フーガと異なり、ナビの外部入力用にRCA接続口が無いためRCA-外部入力変換端子が必要になります。

また、その外部入力口がトランク内部にあるので配線引き込みが少々面倒です。

必要なもの

RCA-ナビ外部入力変換アダプタ

V35スカイライン RCA⇔外部入力変換端子
V35スカイライン RCA⇔外部入力変換アダプタ

RCAからナビ外部入力に変換するためのアダプタです。

写真のように片側が接続口、片側がRCA3色端子となっています。

皆さまの愛車でRCA接続口が見当たらない場合でも、V35スカイラインと同様に変換アダプタを使えば接続出来る可能性があります。

商品によってRCA側がオスまたはメスとなっているので、ご自分の環境に合わせて選定ください。

RCA延長ケーブル

RCAケーブル(両側オス) 2m
RCAケーブル(両側オス) 2m

トランクから運転席までケーブルを引き込むので、RCAケーブルにて延長します。

感覚的に2m程度あれば十分です。

RCA-外部入力変換アダプタのRCA側の端子に合わせたものをご用意ください。

AUX-RCA変換アダプタ

フーガで使用したものと同じものとなりますが、RCA延長ケーブルの接続口に合わせたものをご用意ください。

取り付け・接続方法

まずナビの外部入力口を探します。

非常にアクセスしにくいですが、トランク右奥上側の内張を剥がすことでアクセスできます。

外部入力ユニット
外部入力ユニット

側面のステーにユニットがネジで止まっているので、ネジを取り配線が切れないようにステーから外していきます。

外部入力口は上記画像からユニットの向こう側にあります

下の写真のようにRCA-ナビ外部入力変換アダプタを接続していきます。

ナビ外部入力接続状況
ナビ外部入力接続状況

ほとんどのRCA-ナビ外部入力変換アダプタの長さが20cmほどなので、トランクから運転席まで約2mほどのRCA延長ケーブルまで接続します。

続いて配線を車内に引き込んでいきますが、一度リアの座席をある程度取り外す必要があります。
大まかな手順としては以下になります。

  1. リア座面の撤去
  2. アームレストの撤去
  3. リア右側背もたれの撤去

ここまで取り外すと、トランクルームから車内へ配線を引き込むためのルートを確保できます。

リア背もたれ裏側の鉄板に複数の大小様々な穴が開いており、適当な穴から配線を通すことができます

車内まで引き込んだ配線はフロアマット下などを介して運転席まで引き込み、あとはRCA-AUX変換アダプタを介してスマホに接続し、完成です。

番外編 スマホの映像出力

ナビの外部入力を使用することで、スマホの画面をナビに映すことが可能です。

ただし配線部品を色々と変えてもノイズや映像・音声切れを抑えられなかったので、映像出力はやめて今はAUXの音楽のみにしています。

恐らくデジタル信号をアナログに変えていることなどが原因なのかもしれません。

それでも試したい方向けに方法を共有します。

必要なもの

HDMI出力に対応したスマホ

androidの場合、「DisplayPort Alternate Model」に対応した機種であればTYPE-CからHDMIによって映像出力が可能です。

対応機種については以下サイトを参照ください。

【2022年版】Displayport alternate mode(HDMI出力)対応のスマホ機種一覧|Sma Phone Blog (smaphone-data.com)

Type-C-HDMI変換ケーブル

USB-TypeC➡HDMI&TypeA変換アダプタ
USB-TypeC➡HDMI&TypeA変換アダプタ

スマホの充電口(Type-C)からHDMIに変換するケーブルです。

映像出力で結構スマホの電池を食うので、Type-CからType-A(USBメモリと同じ端子口)とHDMIに分岐しているケーブルにより、映像出力と充電両方出来るものがお勧めです

HDMI to RCA変換コンバータ

HDMI TO AV変換コンバータ
HDMI TO AV変換コンバータ

スマホからHDMIの端子で信号が来るので、変換コンバータで受けます。

接続の向きが決まっているので注意が必要です。

今回の場合HDMI(スマホ側)→RCAに向けて映像信号を流すためには上記画像のように「HDMI TO AV」と書かれたコンバータが必要です。

HDMI TO AVと書かれた変換コンバータにすること!向き注意!

逆向きに接続すると何も映りません。

RCAケーブル

前述のコンバータからナビ外部入力まで接続するためのケーブルです。

コンバータの接続口がメスなため、RCAケーブルの片側はオスである必要があります。

スカイラインのように外部入力口まで距離がある場合はここで2mほどの長さが必要です。

RCA-ナビ外部入力変換アダプタ

V35スカイラインのように標準でRCA接続口が無い場合、前述のように変換アダプタを購入します

取り付け方法

下のイラストのように各配線を接続していきます。

映像出力接続概略図
映像出力接続概略図

その他はAUXで外部入力接続する場合と同様です。

あとはナビ側で外部入力ボタンを押すことでナビ画面にスマホの画像を出力することが出来ます

おわりに

以上、古い型落ちの中古車でも、スマホの音源を高音質で聴く方法でした。
まとめると

・古い車でスマホの音楽を高音質で聴くには外部入力が良い!
・Y50フーガはAUX-RCA変換アダプタだけ必要!
・V35スカイラインはRCA-外部入力変換端子も必要!
・ナビ外部入力を使うことでスマホ映像も出力可能!

古い車に乗られる方に少しでも参考にして頂ければ幸いです

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