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急に加速しなくなった?Y50フーガで起きた不具合「シフトソレノイド異常」

日産ディーラ調査アイキャッチ画像 車メンテナンス・DIY
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急に車が加速しない、またはシフトアップしなくなってお困りですか?

もしかすると、私のY50フーガと同じ「シフトソレノイド異常」かもしれません。

・加速しない
・シフトアップしない

同じ症状で悩む方のために、私のY50フーガで発生した事例を紹介します!

是非愛車の修理にお役立てください。

不具合の症状

私のフーガでは次の症状が発生しました。

・ATまたはマニュアルモードで4速に上げると3速固定になる
・3速固定になるとアクセルを踏んでも回転数は上がるが加速しない

・3速固定になるとAT・マニュアルモードでシフトチェンジできない
・エンジンを再起動すると治るが4速まで上げると再発
・アイドリングは正常

朝保育園まで子供を送った直後に前振れもなく突然発症しました。

ディーラー調査結果

ディーラーに入庫して調査をしてもらいました。

テスターを繋いだままディーラー周辺を走行した結果、「フロントブレーキソレノイド(シフトソレノイド)」・「マニュアルモードスイッチ」のエラーログが出ました。

エラーログ
・フロントブレーキソレノイド(シフトソレノイド)
・マニュアルモードスイッチ

シフトソレノイドの異常によりフェールセーフが掛かり、三速固定になっていることが今回不具合の想定原因でした。

マニュアルモードスイッチのエラーはフェールセーフに入ることでマニュアルモードが使えなくなることで吐かれるエラーです。

シフトソレノイドとは

故障した「シフトソレノイド」とは一体どういうもので、何のためにオートマチックトランスミッションに備えられているかを説明します。

シフトソレノイドの構造

シフトソレノイドとは簡単に言うと電磁気の力で流路を開いたり閉じたりする電磁弁です。

開閉によりATフルードの流れを切り替えて適切なギヤに駆動力を伝達させる役割を持っています。

下のイラストのように、電磁石(ソレノイド)により弁体を直線的に動かし、流路の開閉を行います。

電磁弁の構造
電磁弁の構造

シフトソレノイドの役割

シフトソレノイドの役割とはECU(車のメインコンピュータ)からの信号により弁体を開閉させ、ATフルードの流れを切り替えて適切なギヤに駆動力を伝達させる役割を持っています。

この流路の切り替え方法について、一般的に2個以上のシフトソレノイドにより流路を切り替え、1~4速まで変速させます。

ご参考として2個のシフトソレノイドにより4速まで切り替える場合の開閉パターンを以下示します。

ONがバルブ開で、OFFがバルブ閉を意味します。

4速の場合のシフトソレノイド駆動例
4速の場合のシフトソレノイド開閉パターン

シフトソレノイドが2個の場合、2^2通りの開閉パターンがあり4速まで対応することが出来ますが、フーガの場合は5速ATのため、最低3個以上はシフトソレノイドが必要です。

例えば5速シフトアップするためにシフトソレノイドを5つ使うATミッションで、シフトソレノイドが1つ故障した場合を考えてみます。

シフトソレノイドが5個で5速に変速する場合
シフトソレノイドが5個で5速に変速する場合

上図の場合、シフトソレノイド1が故障しているため、今回の事例と同じように4速以上に上げることが出来ずにフェールセーフになります。

1~3速までは残りのシフトソレノイドでシフトチェンジができます。

修理方法

故障しているシフトソレノイド単体で入手が出来ず、シフトソレノイドやマニュアルスイッチ等が組み込まれた「コントロールバルブユニット(部品番号31020-EG20C」一式のアセンブリー交換が必要になります。

コントロールバルブユニットを交換するためにatfの下部オイルパンを開放する必要があることから、同時にatf交換も行います。

コントロールバルブユニットは単体で\99,550で納期も1ヶ月。総額約\140,000の修理となりました。

自分で治せるか調べてもみましたが、そもそも部品が手に入らず、DIYでどうにかなる作業では無さそうだったため、修理をお願いしました。

修理結果

コントロールバルブユニットを交換した結果、無事不具合は解消されました。

その後9000km問題なく走っています。

故障したまま売却しても買い取ってくれる

故障したまま売却しても買い取ってくれる
故障したまま売却しても買い取ってくれる

仮に修理しないで売却する、もしくは修理しても治らなかった場合に売却しても、買い取ってくれます。

「故障車なんて逆に処分費用を請求されるのでは・・・」

そう思っていたのですが、前車V35スカイラインのエンジン故障時、普通に廃車しようとしたら色々とお金が掛かりそうでしたが、結果的に約4万円で売れました(元々6万円で買った車だったので、まあ満足しています笑)。

というのも、今は故障した車であっても海外での売却や部品取りとして需要があるそうです。

修理費+売却費用で次の車に買い替えるのも一案です。

ちなみに今車売却はカーネクストがオススメです。

・販路が広いためどんな車でも買い取り可能
・電話一本で査定から売却まで完結。実車確認などが不要。
・無料レッカーサービスで自走出来なくても安心
・一括査定のような複数業者とのやり取りは不要 

車の面倒な廃車手続きなども無料で代行してくれて、一括査定のように何社からも電話が掛かってくることが無いのは良いなと思いました。

簡単に進められますので、修理するか売ろうか悩んでいる方は是非ご検討ください!

まとめ

以上がフーガで発生した不具合についてでした。

・「加速しない」・「シフトアップしない」原因はシフトソレノイド異常!
・コントロールバルブユニット毎の交換で修理可能!(ただし高額修理)

同じような不具合に悩む方の少しでも参考になれば幸いです。

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