フロントカメラをDIYで後付けしたい・・・
そんな方が悩まれるポイントとして「映像をどこに映すか」・「配線をどうやって車内に引き込むか」かと思います(私がまさにそうでした)
・映像をどこに映す?
・配線をどうやって車内に引き込む?
この記事ではそんな悩みを解決していきます!
フロントカメラとは?
車の前方、フロントバンパーなどに取り付けるカメラです。
セダンのように車体前方が長い場合、フロントカメラにより前方左右の安全確認が出来ます
これはかなり助かります・・・
駐車時に後方を映すバックカメラは馴染みがありますが、フロントカメラが標準装備された車はまだ少ないです。
そんなフロントカメラをDIYで後付けしちゃおうという話です!
ちなみに私は↑の画像のように前方左右を特化して映せるイクリプス製フロントアイカメラを使っておりおススメです。
ちなみにそのフロントカメラFEC111の詳細な紹介についてはこちら
取り付け方法概要
取り付け手順は結構シンプルです
①フロントカメラ設置
②配線を車内まで引き込む
③カメラの配線を電源とモニターに接続
しかし冒頭に書いたように課題が2つあります
・映像をどこに映す?
・配線をどうやって車内に引き込む?
それぞれの対策を次項で解説していきます!
課題① 映像をどこに映す?
イメージしやすい方法としては純正ナビに映すものかと思いますが、外部入力が無い場合配線の加工であったりナビそのものの取り外しが大変だったりと、実は難易度が高いです。
そこで私は後付けモニターへの出力をおススメします!
後付けモニターへの出力
理由は次の通りです
①接続が簡単
②後付けバックカメラなども映せる(常時表示も可能)
①接続が簡単
後付けモニターを使用した場合のカメラなどとの接続イメージ図は以下の通りです
純正ナビにつなぐ場合、外部入力の端子がどうなっているのか、そもそも外部入力が無い場合にはカメラの配線との接続方法をどうするのかを考える必要があります。
後付けモニターであれば、カメラの接続口(主にRCA黄色)に合うものを選べば良く、それらの問題点が全てクリアになります。
②後付けバックカメラなども映せる(常時表示可能)
後付けモニターがあることで、後付けバックカメラやその他追加カメラも映すことが出来ます
私は後付けモニターに後付けバックカメラを繋いで常時表示できるようにしており、その方法は以下記事を参照ください
注意点!
モニターを追加する場合には構造や設置方法によっては車両法規に抵触する可能性があります。
(窓ガラス貼り付けは基本NGです)
結構細かく、具体的に数値などが定められており、端的に言うと「視界を妨げる構造、設置方法はNG」という事になります。
そうは言うものの実際の現場での判断は曖昧だったりしますが、本サイトでは責任は負いかねますので、取り付けは自己責任でお願いします。
※詳細は国土交通省HPの、道路運送車両の保安基準の、第21条(運転者席)および第44条(後写鏡等)を参照。
課題② 配線をどうやって車内に引き込む
フロントカメラは名前の通り車の前方に設置するカメラです。
設置イメージ図だけ見ると一見簡単そうですが、エンジンルームから車内に配線を引き込むポイントが実は大変です
エンジンルームにおける複数の配線は一度束ねられて「グロメット」と呼ばれる穴から車内に引き込まれており、フロントカメラの取扱説明書ではその「グロメット」の中に割り込ませるように書いてあります。
グロメットから通せる車もありますが、スカイラインやフーガのようにエンジンルーム内がぎっしり詰まっている車では、障害物が多すぎてグロメットまでそもそも手が届きません(スカイラインではやりましたが)
そこでおススメする方法が、ボンネット脇からドアを経由して配線を引き込む方法です!
ボンネット脇からフェンダー隙間からドアを経由して配線を引き込む
グロメットから通したスカイラインでは2時間くらい掛かっていたのが、この方法で施工したフーガでは15分くらいで完了しました♪
ただし車種によってはこの方法でも配線が引き込めない可能性がありますので、自車の構造をよく確認ください。
次項で詳しく方法を書いていきます
取り付け方法
改めて取り付け手順を以下に示します
①フロントカメラ設置
②配線を車内まで引き込む
③カメラの配線を電源とモニターに接続
①フロントカメラ設置
フロントカメラを車の前方に取り付けます
フーガでは車の前方中心に設置出来ましたが、スカイラインでは上図のようにややセンターからズレた位置になります・・・が、特に問題はありませんでした
カメラを設置する前に予め取り付け予定位置を確認しておきましょう
②配線を車内まで引き込む
カメラの配線をエンジンルームの際に沿って運転席側のボンネット脇まで設置していきます
この記事の最重要ポイントです
運転席側のボンネット脇まで引き込んだ配線を、フェンダーとの隙間に押し込んでいきます
この時必須な工具が配線通しです
ただ配線を押し込むだけだとどこかで引っかかってしまい、配線を引き込むどころか断線する恐れがあります
そこで配線通しとカメラの配線を以下のように絶縁テープでぐるぐる巻きにします
配線通し自体は太い針金のようなもので、上記状態を作った上でフェンダーとの隙間に突き刺し、グリグリ押し込んでいきます。
絶縁テープでぐるぐる巻きにしておくことで、端子が段差に引っかかる心配も少なくなります
フェンダー隙間から押し込んだ配線はドア側から引き込んでいきます
ここまで来ればあともう少し!
ウェザーストリップを少し外し、その中に配線を巻き込んでいきます
そのままだとウェザーストリップとボディの間に隙間が出来てしまうので、ブチルゴムテープで塞ぎます
ブチルゴムテープは弾力のあるゴムのテープです
完全には防水出来ませんが、隙間から雨の流入などを防ぐことが出来ます
③カメラの配線を電源とモニターに接続
車内に引き込んだカメラの配線を電源とモニターに接続します。
接続イメージ図を改めて以下に示します
電源の取り方は様々あり、ご参考までにヒューズボックスからとる場合には以下のサイトなどが参考になります。
実際私もDIYラボで勉強しました笑
ヒューズ電源の正しい付け方(取り出し)。向きに注意!! (diylabo.jp)
ACC電源/アクセサリー電源の取り方(1/2) (diylabo.jp)
ACC電源/アクセサリー電源の取り方(2/2) (diylabo.jp)
注意点としては、必ずACC電源から取るようにしましょう
常時電源から取ると常に電流が流れてしまいバッテリーが上がってしまいますし、イルミ電源と繋ぐとライトを付けた時しかカメラが付きません・・・
ちなみにヒューズ電源の差し込む向きはどちらが良いか私は多分に悩みましたので、それぞれの差し込む向きのメリットデメリットを考察してみました↓
諸々接続が完了しましたら、念のためカメラを起動してモニターに映るか確認しましょう
完成♪
これにて全工程が完了です。
お疲れさまでした!
フロントカメラにより前方左右の確認が出来るようになります
まとめ
以上、初心者でも簡単にできるフロントカメラ後付け方法でした
まとめると
・映像をどこに映す?
➡ 後付けモニターに映す!
・配線をどうやって車内に引き込む?
➡ ボンネット脇からフェンダー隙間を通して引き込む!
少しでも皆様のお役に立てれば幸いです!
コメント